前日の上昇を引き継ぎ米国株はそろって続伸開始
22日のニューヨーク株式市場は、前日の上昇基調を引き継ぎ、主要株価指数がそろって上向いて始まった。午前9時35分時点でダウ工業株30種平均は前日比109.47ドル高の5万2158.30ドルとなった。ナスダック総合指数も106.31ポイント上昇し、2万7228.40を付けた。取引時間中には過去最高の水準を更新する場面もあり、ハイテク株を中心とした買いの勢いが続いた。21日に大幅高となった後も、翌日の取引開始時点では上昇の流れが途切れなかった。
米国とイランの対話期待が市場の警戒感を緩和
株式市場を支えた要因の1つが、米国とイランの協議再開に対する期待だった。21日には、トランプ大統領が国連総会の期間中にイランのペゼシュキアン大統領との会談に応じる可能性が伝えられていた。これにより、イランをめぐる情勢への警戒感はやや弱まった。22日も戦闘終結に向けた協議への期待が意識され、市場ではリスクを避ける動きが後退した。前日から続く外交面の期待が、22日の寄り付きでも株価を支える材料として意識された。
WTI先物の下落と長期金利低下が株式市場を支援
中東情勢への懸念が和らいだことで、原油市場では価格が低下した。21日のニューヨーク原油市場では、WTI先物が一時1バレル94ドル台まで下がった。米国の長期金利もいくぶん低下し、株式市場には追い風となった。22日の取引でも原油安が株価を支える材料となり、ダウ平均とナスダックの双方が前日を上回る水準で推移した。原油価格の下落と長期金利の低下が重なったことで、前日に形成された買い優勢の地合いが翌日にも続いた。
AI分野への期待がナスダック上昇を引き続きけん引
前日の相場ではAI関連銘柄への買いが目立ち、ナスダックの大幅上昇につながった。24日の米中首脳会談ではAI分野が主要な論点の1つとされており、この分野で進展があるとの見方が投資家の関心を集めた。21日のナスダック終値は前週末比2.26%高となり、599ポイント余り上昇した。6月2日以来となる最高値更新の流れが翌22日にも持ち越され、取引時間中の高値更新につながった。AI関連株への買いが前日の指数上昇を主導したことで、ナスダックの値動きが特に目立つ展開となった。
2日間の上昇で主要株価指数は高値圏で推移
21日の終値では、ダウ平均が前週末から366ドル19セント上昇し、5万2048ドル83セントとなった。同日のナスダックはおよそ3か月半ぶりに終値で最高値を更新し、翌22日も買いが先行した。米国とイランの対話への期待、原油価格の下落、AI分野をめぐる米中協議への関心が相場を支える材料となっている。主要指数は2日間にわたって高値圏で推移し、ナスダックは終値と取引時間中の双方で最高値を更新する動きを見せた。22日午前の時点でもダウ平均とナスダックはいずれもプラス圏にあり、前日の上昇を引き継ぐ展開となった。ナスダックでは前日の終値ベースに続き、22日は取引時間中でも新たな高値を付けた。