維新の閣内参加で連立与党の関係が新たな段階へ
17日に予定される内閣改造では、日本維新の会が初めて閣内に加わる見通しとなった。高市首相は16日、維新の吉村代表と首相官邸で約15分間会談し、維新側に政府へ参加するよう正式に要請した。
吉村代表は、内閣に入れば政策と公約の実現に向けて責任を共有する考えを表明した。これにより、維新からの初入閣に向けた手続きは大きく進み、17日の新体制発足を前に与党間の関係が人事面でも具体化することになった。これまで与党として政策面で協力してきた関係に加え、閣僚を送り出すことで維新が政府運営にも参加する形となる。
吉村代表との会談で閣内参加を正式に要請へ
高市首相と吉村代表の党首会談は16日午後3時から行われ、内閣改造を前にした重要な協議となった。会談で高市首相は維新に対し、閣内に加わることを求めた。
維新側はこの要請を受け入れる方針を示し、政府の一員として政策運営に関与する姿勢を明確にした。高市首相はその後、新たに起用する閣僚らへの内定連絡を進めるとされ、改造人事は最終局面に入った。16日午前には自民党の役員人事を行い、午後は首相官邸で翌日の改造に向けた詰めの作業を続けた。党と内閣の人事を連続して進め、新体制発足への準備を整えている。
中司前幹事長の起用で維新から初の閣僚誕生へ
維新からは中司宏・前幹事長を起用する方向で調整が行われている。実現すれば、維新所属議員が閣僚に就く初めてのケースとなる。
中司氏の入閣は、与党としての協力関係を国会対応だけでなく政府運営にも広げる人事となる。吉村代表は党首会談後、維新が閣内に入る場合には責任を持ち、政策や公約を前進させる趣旨の考えを示した。維新側にとっては、与党としての立場を政府内でも担う新たな段階となる。一方、自民党からは古川俊治参議院議員の初入閣も検討されている。
主要閣僚の留任と新顔起用を組み合わせる人事
内閣の中核では、木原官房長官、茂木外相、小泉防衛相、片山財務相が続投する方向となっている。主要ポストの担当者を維持する一方で、維新から中司氏、自民党から古川氏を加える案が検討されており、今回の改造は既存の体制を大きく崩さずに新たな人材を取り込む構成となっている。
政権幹部からは、意欲や専門性などを踏まえた人選だとの説明も出ている。焦点として残るのは、2025年の総裁選で高市首相と争った林総務相の処遇だ。林氏に近い議員からは閣外に出る選択を勧める声がある一方、自民党内には留任要請があれば応じるとの見方もある。新規起用と主要閣僚の続投が進む中、林氏の扱いは最後まで注目点として残っている。
改造後は政策と公約の実行体制が新局面へ
高市首相は17日午前、臨時閣議で現閣僚の辞表を取りまとめ、午後に新内閣を発足させる予定だ。維新が閣内に加われば、同党は政府の意思決定にも直接関与する立場となり、吉村代表が示した政策と公約への責任共有が具体化する。
自民党側では主要閣僚を残すことで政権運営の連続性を保ちつつ、新たな閣僚を加える布陣が整えられている。17日の正式発足によって、第2次高市改造内閣の全容が示されることになる。